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  • 1月7日・回答

    国試対策・脱脂
    ○×で答えてください。

    脱脂について
    1.脂肪の多い組織は、組織の厚みを8mm程度厚に
     切り出し包埋カセットに入れる。             ×
       ⇒3~4mm
    2.脂肪が多いパラフィンブロックで薄切したら 切片が
     脆くなる原因は、脱脂が不十分で残っていた脂肪が
     組織中に浸透したパラフィンに溶解してパラフィンの
     融点を上げるためである。                ×
       ⇒融点を下げるため
    3.脱脂液にはEDTAを用いる。               ×
       ⇒EDTAは脱灰時に用いる。通常はキシレン、アルコール、
        キシレンアルコール、クロロホルムなどを用いる。
        クロロホルムは脱脂に優れているが、特定化学物資に
        分類されているので、使用に注意が必要。
    4.脱脂は15℃前後で行うとよい。             ×
       ⇒脱灰は15℃前後が適している。脱脂は37~40℃が良いと
        されている。
    5.骨組織などで脱灰と脱脂を行う場合は、脱灰を実施後
     脱脂操作を行う。                    ×
       ⇒脱脂後、脱灰操作を行う。